最重要課題、不妊治療クリニック選び
若い方、すぐに妊娠できた方には無縁ですが、そうではない方にとって病院選びは不妊の成否を分けると言ってもいいような気がします。
もちろん、食事や運動など大事なことは他にもあります。
病院に通いつつ、不摂生をしているのではせっかくの治療も台無しかもしれません。
でも、病院をAにするか、Bにするかで運命がわかれることもあると思います。
ある病院の説明会に出たとき、バッグを買う時に1円単位の違いにこだわっても仕方がない、10%、20%と差が出た時に価値がある、
つまり、1円単位の努力=漢方やらサプリ等々
10%、20%の違い=クリニックの違い、
というような説明していました。
技術が低くほとんど体外授精に成功したことがないのに、不妊治療クリニックとして同じようにリストに挙げられているのだ、とも話されていました。
漢方やサプリが1円単位で比喩されるほどわずかなものかはわかりませんが、私の実感として病院選びは大きいなと感じました。
最近夫が買ってきた雑誌に、一部の不妊治療クリニックの成績が出ていました。
実施件数と妊娠に至った数値の羅列なのですが、割合を計算してみると成績はクリニックによって本当に全然違います。
いくら治療費が少しくらい安くとも、ほとんど成果の出ないクリニックでは貴重なお金が全て無駄になるか、かえって高くつく可能性が極めて高いのだと改めてゾッとしました。
この雑誌、不妊治療を始める前に見たかった・・・。
ただ、ありがたいことに、最近はインターネットの発達によって、不妊治療に限らず、病院のクチコミを知ることができます。
が、歯科でも内科でもクリニックの本当の実力(治療成績)というのは素人には本当にわかりにくい。
よい口コミでも、先生が優しいとか、スタッフ全員親身とか、施設が綺麗とか、お茶が出たとか、そんなことで評価が高くなっていても、実のところ最重要事項ではないのです。
なので、口コミをよくよく読む必要があります。決して料金や星の数だけで決めてはいけません。
また、1周期1周期が貴重な私のような高齢妊活者にとっては特に、できれば土日も採卵してくれる施設の方がいいと思います。
体の都合は必ずしもクリニックの都合通りにいかないことがあります。
私は年中無休のクリニックでしたが、それでも排卵済みになってしまったこともありましたし、急に排卵のスイッチが入ってしまって急遽採卵なんてこともありました。
私は途中で転院し、2つの病院に通いました。3つ目に変えてみようか、というとろで奇跡の着床。
次回は、私が通ったり検討したりしたクリニックについて書きます。